臼井ゼミの理念
「自己超越」・・・臼井ゼミが目指すもの
臼井ゼミの理念は「自己超越」です。米国の文豪アーネスト・ヘミングウェイの言葉に ”There is nothing noble in being superior to your fellow man; true nobility is being superior to your former self.” があります。これは「他の人より優れていることは,特に気高いことではない。真の気高さとは,過去の自分よりも優れていることだ」という意味です。私はこの言葉が大好きです。人生を歩んでいく過程で私はいつも「自己超越」を大切に思っています。昨日の自分より今日の自分が一ミリでも成長しているのか。自問自答の末,まだまだだと感じているときは未熟なのです。自分に嘘はつけません。人間は意識的にも無意識にも他者と比較し自己評価をします。世の中は競争社会なのです。しかしそのような競争社会中で確固たる指針を失わずに,一歩一歩進んでいくためには,揺るぎない強い志が必要なのです。このヘミングウェイの言葉の中で私が特に気に入っているのは「true nobility」です。これは「nobility=特定の階級(貴族)のもつ排他的な権力」とは異なります。まさに「真の気高さ」なのです。「真の気高さ」とは素直に自身を見つめられる清い心を持つことです。私もまだ挑戦の途中です。
臼井ゼミでは「与える」ことはしません。先輩ゼミ生も私も「教えない、指導しない」ことを心がけています。これはいかなることでしょうか。そう我々は,学生の主体的なactionに対して,全力でreactionすることを信条としています。主体性を持つこと,常に自分が組織の原動力であることを自覚することが必要です。閉ざされた扉を抉じ開けるのは,他でもない「自分」なのです。臼井ゼミでは全員がリーダーです。他の誰でもない「自分」が組織のエンジンであることを胸に,日々活動できる人材の育成を目指しています。全員が自己超越を志して活動すれば,シナジー効果が発揮され,組織は黙っていても成長していきます。
私は学生諸君に大きく羽ばたいてほしいと願っています。夢は実現できるものであることを確信してほしいのです。そのためには「真に気高く」生き抜くことが求められます。そして組織と社会へポジティブな影響を与える源泉になってほしいと願っています。臼井ゼミの学生諸君は皆「自己超越」の理念を胸に刻んで卒業します。「自己超越」にゴールはありません。「自己超越」には無限の悦びがあるのです。
臼井哲也
2009年3月臼井ゼミ2期生春合宿での談話に加筆
臼井ゼミではゼミ生が自ら考え行動することを第一と考えています。先生から研究内容を指定することはありませんし、研究の進め方についても指定はありません。それは自ら物事を切り開く力を身につけるためです。
私達は今後、答えのない世界で突き進んで行かなければなりません。そのためには一人ひとりが物事に対して考えぬき「知的タフネス」を磨く必要があります。議論と対話を重ね、様々な文献と触れ合うことで論理的な思考力を身につけます。
地に足のついた研究をするためには文献を読み議論を重ねるだけではなく、現場の声も必要になります。そのためには机上の空論ではなく具体的なアクションにまで落としこむ必要があります。インタビュー、アンケート収集などを通じて実行力を身につけます。
臼井ゼミの研究
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