USUI SEMINAR

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日本大学法学部 臼井ゼミナール

2009年プロゼミ

2011年01月01日

カテゴリー: 未分類

5月13日水曜日、GWが明けて最初のプロゼミがありました 臼井ゼミ2期生(3年生)は水曜2限に活動しています この日は各班のGW中の活動報告や研究テーマの概要を発表しました まずはブランド班の発表です。 ブランド班はGW中に数回は集まり、文献リストも完成しています。 まだあまり本は読めていませんがブランド・マネジメントの基礎について理解を深めているところです 現段階の研究テーマは『ブランド構築と経営拡大の両立について』です。 以下が具体的な研究内容です。 「ブランドの構築と経営拡大の失敗について調べ、それぞれの原因を発見する。さらに、業界が異なるものも含め、ブランド構築と経営拡大を両立している企業を選びだし、成功するための要因を発見し、具体的なブランド・マネジメント戦略を創りだす。」 発表を終え、ゼミ生の質問を受け付けます。 質問① 調査対象は失敗した企業だけなのか?成功例も調査しないと戦略的なブランド・マネジメントはできないのでは? ブランド班の回答 →成功例も比較していく予定。今のところ具体例としてTOYOTAとマクドナルドを考えいる。 質問② 「店舗が増えたからアメリカで人気が落ちた」という問題はブランドではなく流通面の問題なのでは? ブランド班の回答 →店舗が増えたということもブランドが傷つく要因の一つと考えている。 質問③ ブランドが傷ついたから経営が悪化したのか?それとも経営が悪化したからブランドが傷ついたのか? ブランド班の回答 →まだ調査している段階。 そして、以下が臼井先生からのコメントです スターバックスは幅広い顧客を獲得しようと手頃なセットや新製品を展開したことにより、「コーヒーのスターバックス」という元来のプレミアブランドに自ら傷をつけてしまった。 スターバックスは高級感のあるイメージを創っていたが、安いセットメニューや新製品を展開したことによりプレミアブランドのイメージを壊してしまった。 イメージを壊さないためにサブブランドでだすべきだった。 例:バーバリーはもともとおじさん向けのブランドだったが、「ブルーレーベル」「ブラックレーベル」というサブプライムをつくったことにより、女子高生などの支持も得るようになった。 つまり、消費者はスターバックスの大衆化に‘NO’と言っている。 →それをどうマネジメントしていくのかを考える。 スターバックスのような例をもっとあげていく。 ひきつづき文献リストにあたって、基礎知識を深めること。 なるほどブランド班の課題がまた明確になりましたね つづいて、サービス班1の発表です。 サービス班1の論文リストについては再検討中です。 「消費者行動論」というテーマはブランド班などと比べると、文献リストの作成もやや難しいようです 他の班からは「新聞や雑誌などの実践的なものや、かるい読み物をみて問題意識をつくると良いかもしれない」というアドバイスがでました。 臼井先生からは「まずはどのような問題がトピックになっているのかを知ることが大切。トピックスを集めよう。」というコメントがありました。 次に流通班の発表です。 GW中は集まれていなかったようですが、文献リストは完成しています。 研究のテーマは『ディマンド・チェーン経営』です。 客層にあわせた品揃えを目指し、本部の知識と顧客や店舗が生み出す知恵や知識を組織全体に還元させ、それを生かしながら成果を図る仕組みだそうです。 研究する企業として、セブンイレブン、しまむら、ユニクロをあげています。 臼井先生からは「SPAはうまくいってそうだけど、良くないこともある。そこをちゃんと調べる。セブンイレブンやユニクロはうまくいってダイエーは失敗した。いったいどんなステップを踏んだのかをみてみると良い。」というコメントがありました。 最後にサービス班2の発表です。 サービス班2は文献リストにあたっていますが、まだテーマが決まっていないようです。 臼井先生から全体へは「みんなで集まることが大切。プロゼミ以外のサブゼミでも互いに報告しあい、みんなで意見交換をして、プロゼミでは完成したものを発表しましょう。」というアドバイスがありました。 やはりチームワークが大切ですね みんなでなにかをやり遂げるということに意味があります。 次回も頑張りましょう! (嵐田)

臼井ゼミ旧ブログより転載:2009年プロゼミ